親愛なる日野原重明先生


親愛なる日野原重明先生 2017年7月18日、先生は静かに眠りにつかれました。
先生は世の中にたくさんの功績を残され、人の心に灯をともす活動をされてきました。
そして、歳をとることを軽やかに楽しんでいらっしゃるようでした。

先生が99歳のときに、先生の生き甲斐とはなんですか、と伺ったことがあります。

「朝、目が覚めたときに、今日はこれをやろう、ということがあって、前向きだから。眠いな、って言う気持ちはないの。5月に歩いていると、額が少し汗ばんでいて、風が吹くと気持ちがいい、というのがあるでしょう。あれが毎朝あるの。」

そうおっしゃっていた先生の朗らかなお顔が忘れられません。

いつでも明るいお声で、優しい笑顔で人と接することを心がけているとおっしゃっていた先生。

先生のこれまでのお働きと、惜しみない笑顔に感謝し、安らかな眠りをお祈りいたします。

先生の原詞による「いのちはめぐる」の歌を贈ります。
まだ未完成の楽曲を聴いてくださり、ここはこうしたらいいよ、とアドバイスをくださいましたね。
先生と一緒に作った歌です。
これからもキャトル・リーフで大切に歌い継いでいきます。

2017年7月19日

いま ときが訪れ
小さないのちは
風に舞い空に飛び
母なる大地へ還る
生きとし生けるもの
すべてのいのちは
やわらかに包まれて
大きないのちへ還る

とこしえに
とどまることなく
いのちはめぐる
いのちはめぐる

新しいめざめをはぐくみ
いのちはめぐる
いのちはめぐる

「いのちはめぐる」
原詞:日野原重明
作詞:田中由紀子
作曲:本田朝子
制作:NPO法人 キャトル・リーフ