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名誉会員 日野原重明 先生 ご挨拶

QuatreLeaf  いまから10年前。アメリカの教育学者レオ・バスカーリアが書いた子供の絵本"The Fall of Freddie the Leaf"が「葉っぱのフレディ」として翻訳出版され、日本でも大変大きな反響を呼びました。

 私は内容に大変感銘を受けて、これをミュージカルにしたらいいのではないかと考えました。私は音楽の持つ癒しの力を信じています。これから少子老齢化の中で、いのちを大切にすることを伝え、生きる力を与えるためには、お説教ではだめで、やっぱり音楽やミュージカルの力を借りなくてはならないと思います。そこでアイデアを出版元に話したところ、脚色をして欲しいと強く要望されて、初めてミュージカルの脚本を書きました。私が88歳の時のことです。

 そういう経緯で私がミュージカルに非常に関心を持ち始めたところに、キャトル・リーフの代表である医師の中村先生から手紙をもらいました。病院でミュージカルを上演するボランティア活動をしていて、それを私のいる聖路加国際病院で是非やりたい、と言って来ました。じゃあ一度いらっしゃい、と言うことになって、聖路加国際病院でのミュージカルが実現したんです。

 公演を実際に見てみると、素晴らしい脚本で、音楽もとても良いものでした。「これはきっと方々の病院や老人ホームに癒しの場所を提供する大きな働きになる」と感じました。

 この聖路加国際病院での上演をきっかけに、キャトル・リーフという団体が発足し、約8年の活動を経て、2009年4月にNPO法人化したわけです。

 一度思い立ったら情熱を持ってやり遂げようとするやる気のある代表者の二人を中心に、長いこと入念な準備期間を持ちながら、手堅く活動を続け、多くの賛同者を集めてこられた。そのパッションに動かされ、応援することになりました。この法人として発足をした、まだ若いNPO法人の出発を心からお祝いし、励まし、また何らかの意味でお役に立ちたい、と思っています。

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左から、中村・日野原重明先生・堤